2019年11月27日

叢雲に哮る

叢雲に哮る
少しずつでも回数が重なっていく幸せ

お世話になっております。
世間ではなにやらおめでたい話題が続いているようで。
人生を変える出会いは意外とささいなきっかけでという話はよく耳にするものです。
そこから始まる物語が綴られたとき喜劇と愛されるか、悲劇と涙を誘うか。
いずれにしても素晴らしい一冊に仕上がることを願うばかりです。

・トレーニング進捗
我ながらよく続いているものだと感心しております。
回復用の休養日をはさみつつそろそろ2週間。
ジョギングが10kmを超えたり、累計消費カロリーがついに4桁に乗ったりといい具合に進んでいます。
これを使っている限り記録忘れや計測ミスの心配がないので、胸を張って数値が出せるのも嬉しいところです。
さてさて、これから本格的な冬の訪れ。
虫が動き出すことにはどうなっているのでしょうか。(飽きないようにしないと……)
叢雲に哮る
休日はちょっと長めに

・幸せであり続ける物語
うだる暑さにうんざりしていたはずがふと気がつけば枯れ葉が舞っている今日この頃。
人騒がせだった野分が夏のおわりを告げるどころか、秋すらもさらっていってしまったようで。
リニアだの5Gだのと速さが求められるこの現代。
せめて時の移ろいくらいは僅かな変化を楽しみつつ歩みたいものですが……。
たださっさと持ってきてくれたこの冬の入り始めはなかなかに特別なものを感じます。
というのも私の大好きな小説ではちょうどこのような時期から物語が始まるからです。
叢雲に哮る
ライトノベル(若者向けの小説)でアニメ調の表紙でありながら中身はかなり異色な作品。
主人公が持つものは”剣と盾”ではなく”貨幣と知識”。
相手にするのは”ドラゴンや魔法使い”ではなく”別の商人や権力者”といった具合。
さらには密輸、外国為替、商品投機、商戦と経済色を前面に押し出した一冊。
一人の行商人が複雑なシステムを背景に、明確な正義も悪も無い中で理想と信念のために立ち回る様を観ているとなにか憧れすらも覚えます。
錯綜する思惑を少し紐解いていく興奮をぜひ味わっていただきたいものです。



Posted by トムラカイケイジムショ at 21:45│Comments(0)
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