2020年08月29日
かくれんぼのように2
「幕の内(まくのうち)」弁当と相撲の「幕内(まくうち)」は無関係だったり
前回からの続きでございます。
先に述べたように、やりようによってはいろいろと作ることができる消しゴムはんこ。
故にこの記事では何を作ろうかということが一番の悩みでした。
私は版権モノ(二次創作)やオリジナル紋章をメインに制作しているため、そのテリトリーでできるものを選ぶことになりますが、
この御時世において版権モノはさすがに怖いので自重した結果、次のテーマに決定いたしました。
・当事務所のロゴっぽいものをつくろう
完成までの流れは次のとおりです。
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1,下絵
2,清書
3,転写
4,彫る
5,押す(仕上げ)
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では以下順を追ってご紹介。
1,下絵
2,清書
まずはすべてのもととなる図案を描いていきます。
転写以降は大きな修正が効かないため、
ここの時点で完成と言っても恥ずかしくないという気持ちで向かったほうが安定します。
今回の下絵はこんな感じ↓
全体として頭文字のTにまとめてみました。
3,転写
下絵にトレーシングペーパーを重ねて上からなぞります。
非常に細かな下絵を扱う際には、マスキングテープでガッチリ固定したり、トレース台(※Amazon開きます)を用いたりして絶対に線がぶれないようにすることが重要です。
4,彫る
輪郭となる線に沿って彫り進めていきます。
線の周辺はVの字に彫っていき、それ以外は彫刻刀で大胆に。
5,押す(仕上げ)
最後は実際に押して感触を確かめます。
そのまま完成とすることはもちろん
今回のように文字を添えてみたり、重ね押しや掠れ押しなどの加工を施してみたりと
納得のいくまで育ててあげましょう。
ごまかす方法もありますが、それすらも利かないときには涙を飲んで引き出しにしまいましょう。
研究と鍛錬の積み重ねが納得を生むのです。
さて長々と綴ってしまいましたがいかがでしたでしょうか。
「いつもの」が愛おしく感じられる今日此頃。
制限のある環境で芽吹く、あるいは葉を伸ばす一助となれば幸いです。
いつ終わるとも判らない脅威との闘い。
乗り越えた先に浴びる光の尊さは、健やかな命あってのものでございます。
ですからどうかご自愛下さいますよう。
Posted by トムラカイケイジムショ at 15:09│Comments(0)